投稿日:2025年12月31日
令和7年12月4日(木)付の夕刊に、『今年出生数、最少66.5万人~民間試算、婚姻数は横ばい』の記事がありました。
今さらこの手の話題に一喜一憂することもなく、分かり切った話として淡々と受け止めるだけなのですが、それにしても国の考えは甘すぎます。
記事によると、
「2025年に生まれる子どもの数は前年比▲3.0%の66.5万人となる見込みである。
「これは過去最少を更新し、少子化に歯止めがかからない。」
「婚姻数は前年から横ばいの48.5万組となる見通しだが、若者の子を持つ意欲は低く、結婚しても子を持たない夫婦が増えているため、将来の出生数の下支えにつながるかは不透明である。」
とあります。

そんなことは分かり切っている話であり、大事なのは「じゃあどうするの?」なのに、対策がまったく功を奏していないという結果が浮き彫りになりました。
恐ろしいのは、国立社会保障・人口問題研究所が公表している2025年の出生数(中位推計)は74.9万人であり、66万人台となるのは16年後の2041年だと試算していること。
当時の低位推計だと65.8万人ですから、ほぼ“悲観シナリオ”の結果になっているんです。
国の考えが甘すぎるし、見通しも楽観的過ぎる。
数字が独り歩きしても困りますから無駄に国民を刺激しないよう配慮しているのかもしれませんが、その結果お先真っ暗で困るのは国民です。
書いてて虚しくなりました。
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