投稿日:2015年4月12日
平成27年4月11日(土)、東京で、「吉澤塾相続研究会」の記念すべき『第1回事例研究』~相談者の生の声を聞く~を開催しました。
本研修、何と、実際の相談者がフルで参加してくれる研修だったんです!
しかも使用する資料は、親族関係図も、財産目録も、自筆証書遺言も、相談者と当方のメール等やりとりも、相談者にご理解頂き、すべて本物、黒塗り等一切なし!
(もちろん、終了後、個人情報の記載のないレジュメ以外は全て回収→シュレッダーしました)
こんな研修、かつてありましたか?
高砂や雛壇に相談者が座って下さり、成功体験を語ってくれるセミナー/研修はありましたが、実際に起こった相続事案について、相談者自ら相談や悩みを打ち明け、解決するまで実際に起こった出来事もそのまま再現し、皆で他に良い案はなかったのか、どうすべきだったのか、何故こうなってしまったのか等々考えながら進めていく研修…マジで臨場感やレベルが凄かったです!
<事案概要>
独身、子なしの高齢者が死亡し、相続人は甥姪合計13名、うち5名とは面識なし。
しかも面識がある甥姪にも面倒な人物が存在。
相続財産は金融資産1,000万円しかなく、検認済の自筆証書遺言があったものの、内容に不備があり手続きが進められず、一番若い姪が手続きを進めようと孤軍奮闘し、弁護士、税理士、司法書士等に相談するも心に響く助言は得られず、崖の上から心配されるだけ。
藁にもすがる思いで紹介者を通じ当事務所に相談があり、色々とありましたが、半年で無事解決。
今回ご協力頂いた相談者が聡明かつ素晴らしい方だったので実現したスペシャルな企画でした。
恐らく他の方では成立しなかったかもしれません。
しかし、内容は素晴らしかったと自負しているのですが、段取り、スケジューリング、資料配布のタイミング等、正直運営はダメダメでした。
もの凄く反省しています、と言うか、へこみました…。
だって、何分初めての企画で、しかも参考になる前例も一切ないんですもん。(←言い訳)
相続実務研修『吉澤塾』では、半年に渡る研修終了後も、このような研修や勉強会を色々と企画しています。
事件は現場で起こっています!
本で読んだ机上の知識だけでは解決できません!
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