投稿日:2015年4月15日
本日平成27年4月15日(水)付の日経新聞に『退職金で運用デビューの怖さ』の記事がありました。
退職金で投資デビューする人が失敗しがちな理由として、心理学的に考えると、以下になるそうです。
●気が大きくなり、もっと殖やしたいという欲が出る → 「もっと有利な運用があるに違いない」
●投資が上手くいくと自分の力だと自信を持ち、上手くいかないと環境のせいにする → 「もしかしたら私は運用の天才じゃないか」
楽して儲かる美味しい運用なんてあるはずないのに、皆勘違いしちゃうんでしょうね。
その気持ち…、何となく分かります。
でも、儲かったのは黒田さんのおかげで、素人の目利きじゃありません。
円安や株高の影響により、最近は「誰が」「どう」運用しても、余程運が悪くない限り皆さん儲かっています。
でも、それって、たまたまだと思うんですよ。
一方、金融機関にとって退職金を受け取ったばかりの方は、
①まとまったお金がある
②退職金を殖やしたい欲がある
③自信過剰になっている
という、超 “おいしい”お客様 です。
しかも、運用素人<失礼>。
長い老後に備えるべく、投資によって資産を形成することは大事だと思いますが、虎の子の退職金を初めての投資につぎ込むような真似だけはやめましょうね。
運用が上手くいかなくても、誰も責任とってくれませんよ。
とりあえず、今日は懺悔したい気分です。
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