投稿日:2016年11月24日
先日、<父・母・長男・長女>と家族全員揃って個別相談に来た方がいます。
長男と会うのは今回で2回目、長男以外の家族とは今回初めて会います。
長男「お袋は『ない』と言っているが、コツコツ貯める性格で、証券会社に○○万円あるの知っている。また、かなりの額の生命保険にも加入している。全部を合計すると結構あると思っているのだが、お袋に聞いても教えてくれない。きちんと相続対策を講じたいと考えており、そのために現状把握を行いたいのだが…先生からお袋に全部話すよう説得して欲しい」
母「この子はそう言うけど、別に隠していないし、本当にないのよ。そりゃ多少万が一に対する備えはあるけど、驚くような額じゃないから」
どっちが正しいのでしょうか?
僕は刑事じゃないので、言いたくない人の口を無理矢理割らせるような腕は持っていません。
パイプ椅子を蹴り、ライトを顔に当て、かつ丼食べさせるような手も使いません。
さてと、せっかく家族総出で来てくれたのですから、期待に応えないといけませんね。
こういうことが、いわゆる「本に書いていない実務」なんです。
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