投稿日:2019年3月8日
相続の相談に来る資産家の方には色々なタイプの方がいます。
お金持ちなのに腰が低く、しっかり相手の話に耳を傾けてくれる方
地位が高い方なのに、偉ぶることなく同じ目線で話せる方
このような方には気持ちよく自分の持っている引き出しを全て開放し、出来る限りの助言をしたくなります。
自分は偉いんだからアレコレしてもらって当然と考えている方
周囲からチヤホヤされ、気持ちよくなってしまっている方
このような勘違いしている方だと、こちらのテンションだた下がり↓です。
問題は(もちろん)後者です。
お金を持っていたり、資産家だったり、地位を得たりすると、周囲が持ち上げチヤホヤするので、耳に優しい話しか受け入れられなくなっている資産家を数多く見てきました。
誰もお金持ちに嫌われたくないので、資産家には「その人のために有益な助言」ではなく、嫌われないような忖度提案が集まる傾向が強くなります。
その状態が長く続くと、いつの間にか「自分を中心に世界が回っている」と勘違いする資産家が出てきます。
そのような方を『チヤホヤされたい症候群』と呼んでいます。
結局損するのはその人なんですよね。
でも、一度“禁断の果実”を食べてしまうと、人間駄目になっちゃうのかもしれません。
資産が数百億円ある資産家でも、聞く耳を持っている素晴らしい人もいれば、都合の良い提案しか受け入れらない人もいます。
「お金さえ払えばどうにでもなる」と思ったら大きな間違いですよ。
厳しい話をしてくれる人がいなくなったら人間終わりです。
都合の悪い話に耳を傾けられなくなったら“裸の王様”です。
でも、お金持ち…嫌いじゃありません(笑)
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