投稿日:2019年7月31日
先日PCを新しくしようと思い、家電量販店に下見に行きました。
軽くて、起動時間が短くて、タフで、お値段手頃で…どれも似たり寄ったりなので店員さんに聞くことにしました。
近くにいた店員さんは親切でアレコレ教えてくれるのですが、すぐに“特定のメーカーの場所”に誘導されます。
別に僕はメーカーにこだわりないので、スペック的に納得いけばどこのメーカーでも構わないのですが、どうやら店員さんは違うようです。
店員さんを良く見たら、メーカー名が背中に入ったベストを着ています。
そう、メーカーからの派遣店員さんでした。
てっきり家電量販店の人かと思っていました。
自分が勤務するメーカーが日本一、自社製品を購入してもらうことがその店員さんのミッションです。
「最初から答えが決まっている人」に相談した僕がバカでした。
相続も同じ。
「最初から答えが決まっている人」に相談してはいけません。
<売らなければいけない商品><売りたい商品>を抱えている場合、売り手としては、どうしてもそこへ誘導せざるを得ません。
「相談者のため」と思っていても、ビジネスとして考えた場合、仕方がないことです。
お客様が分かって接触しているのならいいんです。
「最終的に何か買わないといけないんだろうな」と理解した上でその人へ相談しているのなら問題ありません。
話しを元に戻しますが、そのメーカーから派遣されている店員さんが自社のベストを着ながら他社の良い所を褒め、かつ自社製品の劣っている所を正直に話し、親身になって僕の希望に沿う商品を一緒に探してくれたら、多少その店員さんが勤める会社の商品が高くてもその人から買ってましたけどね。
この辺りに、1つ上のレベルに行けるかどうかのヒントがあります。
重要なのは「お客様を向いて仕事をしているかどうか」です。
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