投稿日:2023年1月18日
令和5年1月17日(火)、相続実務研修『吉澤塾14期』の第4回講義を行いました。
タイトルは「生命保険」
今回も、相続対策の手段としての生命保険について、色々な角度から講義しました。
タイトルに「生命保険」とついていると、相続を切り口にどうやって保険を取るか的な内容を想像する人がいるかもしれませんが、基本的に『吉澤塾』ではそのような類の話はほとんど出ません。
セールステクニックについて学びたいと思っている方にとっては物足りないでしょうね。
だって『吉澤塾』は、現場に強い本物の相続コンサルタントを養成する実務研修ですから。
講義では、生命保険は相続対策を検討する際の「手段」の一つであるとの観点から、事例や裁判例等を題材に、どのような場面で、どのように活かすか、落とし穴はどこにあるのか等について解説しました。
「目から鱗」だった話も多かったのではないでしょうか。
生命保険の募集人を対象に、相続を切り口に保険はこう売る的なセミナーがあることは知っていますが、もし貴方が本当に相続に困っている時、そのような人に相談したいですか?答えが決まっている人に相談したいですか?親がそのような人に相談していたら嬉しいですか?その人が相続に詳しいと言えますか?
生命保険が「目的」となってしまったら、それはただの商品販売、つまりセールスマンです。
いくら相続を勉強したとしても、セールスマンとコンサルタントは根本から違います。
手段と目的を間違ってはいけません。
来月のテーマは「遺言」です。相続に携わる以上避けては通れない、マストの知識、必須のスキルです。
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