ブログ「相続の現場から」

吉澤塾相続研究会<第70回ZOOM勉強会>『「紀州のドン・ファン事件」から学ぶ遺言・遺留分・相続欠格』

投稿日:2025年3月7日

令和7年3月3日(月)、吉澤塾相続研究会<第70回ZOOM勉強会>を実施しました。

 

今月は、あの超有名事件を取り上げ、争族真髄である遺言遺留分相続欠格について解説しました。

 

『「紀州のドン・ファン事件」から学ぶ遺言・遺留分・相続欠格』

 

 

この事件について知らない人はいないと思います。つい先日まで連日のようにTVスポーツ新聞週刊誌を賑わせていましたから。

 

 

今回は、この事件を単なるお金持ちの色恋沙汰として見るのではなく、

●遺言無効確認訟とは何をすることなのか?

●遺言が有効、或いは無効と判断された場合、財産は「誰が」「どのような割合で」承継することになるのか?

●遺言が有効、或いは無効と判断された場合、遺留分を「誰が」「どのような割合で」請求できるのか?

●相続人が被相続人を殺害した場合、財産は「誰が」「どのような割合で」承継することになるのか?

等について解説しました。

 

 

特に、「遺言の有効/無効」「早貴被告の有罪/無罪」の4つの組み合わせ結果にはしびれます。

 

田辺市にとってベストなシナリオは?

兄弟姉妹にとってベストなシナリオは?

元妻にとってベストなシナリオは?

 

 

既に和歌山地裁「遺言は有効」「早貴被告は無罪」判決が出ていますが、遺言については被相続人の親族が、殺人については和歌山地検が、それぞれ控訴していますので、最終的にどうなるかは決まっていません

 

 

興味本位かつ研修ネタとして行方見守りたいと思います。

 

 

次回来月4月7日(月)の第71回ZOOM勉強会は『配偶者を悩ませる色々な壁』と題し、今旬な「壁」問題について、税金社会保険の両面から解説したいと思います。

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