投稿日:2025年4月11日
令和7年4月7日(月)、吉澤塾相続研究会<第71回ZOOM勉強会>を実施しました。
今回は「令和7年度税制改正」で注目を浴びた「壁」問題について、税金と社会保険の両面から解説しました。
『配偶者を悩ませる色々な壁』
~税金と社旗保険、両面から壁を理解する~
国民民主党の主張を一部取り入れたためややこしくなった「103万円の壁」改め「160万円の壁」。
160万円に壁が引き上げられた(年収160万円以下なら本人に所得税がかからない)ため、パートやアルバイトを行っている人は年間約2万円程度の減税が続きますので、そこだけ見たら「良かったね」となりますが、一方社会保険にも壁があるため、僕は年収160万円まで働こうと考える人はそれほど多くないのでは?と思っています。
しかも、今回の税制改正は所得税だけしか減税にならず、住民税は従来同様ですから。
社会保険(厚生年金、健康保険)における「103万円の壁」「130万円の壁」は将来撤廃される方向で準備が進められていますが、本当に低所得者の手取りを増やしたい、働き控えを防ぎたい、雇用可能な人材を増やしたいと思うのなら、所得税と住民税、そして社会保険を一緒に改正しないと。
講義では、
●税金における「103万円の壁」とは
●「160万円の壁」
●社会保険の壁とは
●社会保険改正の行方
●税務と社会保険における扶養の定義の違い
等について解説しました。
次回5月12日(月)の第72回ZOOM勉強会は、『遺留分の放棄』と題し、説明することはあっても実際に取り組むことは少ない「遺留分の放棄」について解説します。
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