投稿日:2026年2月24日
令和8年1月22日(木)付の新聞に、『事業承継 悪質なM&Aにご用心~資産抜かれ音信不通に~連帯保証外されず』の記事がありました。
この手の記事を目にするたびに「またか…」思うことが2つあります。
1つ目は、M&Aは双方代理の典型であり「やってなんぼ」の文化が問題だなあと思うこと。
M&Aは、少しでも良い条件で売りたい、少しでも高く売りたい人と、なるべく不利な条件を排除し、少しでも安く買いたい人、完全に利益が相反する間柄を結びつける取引です。
その取り持ちを一人の人間(会社)が担い、それぞれの条件をすり合わせていく…というと聞こえはいいですが、どちらかのクライアントに何らかの条件について譲歩させることになる訳ですから、それって誠実に依頼主に向き合って業務を遂行していると言えるのですか?
(不動産取引も同様に以前から双方代理の問題が指摘されています。)
特に、成約しない限り莫大な報酬は得られないため、どうにかして取引を成立させようと、多少の問題があってもとにかく案件を前に進めようとします。
「やってなんぼ」の世界ですから。

2つ目は、騙された人よりも騙す方が悪いのは当たり前として「じゃあ騙されないよう自分の身を守る行動をちゃんと取ったのですか?」ということ。
これはM&Aに限った話ではなく、銀行から勧められた投資信託を購入したら損をした、証券会社から勧められた株式が下落した、保険会社からもっと有利な商品があったのに手数料が高い商品を買わされた等、後で文句を言う人が後を絶ちませんが、買う前に家族や別の人に相談しなかったのですか?
そもそも自らその商品について勉強したのですか?
国民の金融リテラシーの低さは昔から指摘されているところですが、未だに改善されていません。
騙されたと騒ぐ前に、自ら自分の身を守るような行動を取らないと。
営利企業にとって一番重要なのは自分達の儲けですから、それを踏まえ対応しましょう。

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