投稿日:2023年11月24日
令和5年11月21日(火)~22日(水)、東京で吉澤塾相続研究会<第7回特別実務合宿>を行いました。
今回のテーマは「遺言」と「争族」
全国から集まった28名の塾生に、まる2日間、実務の世界をたっぷり堪能して頂きました。
年一回の合宿では、2日連続で行うことができる利点を生かし、通常の研修では取り上げるのが難しい題材にスポットを充てています。
今回は、僕が過去に相談に乗った事案の中から遺言に係る事案をピックアップし、
●既存遺言のどこに問題があるのか
●問題があるのであればどのように見直したら良いか
を考えて頂きました。
使用する遺言書14通はすべて本物の公正証書遺言(もちろん個人情報はマスキング済)。
初日は
「子なし夫婦のたすき掛け遺言」
「遺言信託」
「相続人が非協力的」
を取り上げ、様々な角度から、何が問題か、どうしたらいいか、を考えて頂きました。
初日講義の最後に『吉澤相続事務所10年の歩み』と題し、創業から10年の軌跡について話しました。
資格なし、知名度なし、後ろ盾なし、バックエンド商品なし、当初3か月間の総売上高5万円だった吉澤が、群れず、つるまず、どのようにして生き残ってこれたのか。
秘訣と呼べるほどのものは何もありませんが、塾生限定の研修ですので、何も隠すことはありません。吉澤の考え、スタンス、行動、信念等、あますことなく全てお話ししました。
初日の講義修了後に懇親会「裏吉澤塾」を行いました。
はじめましての塾生も、毎度お馴染みの塾生も、本物を目指すベクトルは同じですので、職種や年齢、性別、居住地が違ってもすぐに打ち解けます。
2日目は、
「長男の元嫁への遺贈」
「愛人への遺贈」
「相続人が犯罪者」
「書かされた遺言」
を取り上げ、初日に続き様々な角度から、じっくり考えて頂きました。
必要なのは、出口から逆算して考える知恵と工夫。その前提となるのは知識と経験です。
正に「本に書いていない実務」
このような研修は、やりたくてもなかなかできないと思います。
さ、来年は何をやろうかな…。
© 2014-2024 YOSHIZAWA INHERITANCE OFFICE