投稿日:2025年4月14日
令和6年4月9日(水)、東京で相続実務研修『吉澤塾<小規模宅地等の特例コース>』の第1回講義を行いました。
テーマは「全体像及び概要、特例事業用宅地等」
今回僕が作成したパワポのレジュメは587頁!
用意したケーススタディは(濃淡合わせ)175問!
自分でも「よく作ったな…」と呆れる程のボリュームで、レジュメというより、書籍を通り越し分厚い参考書!
過去●十年以上に渡りライフワーク的に収集してきた小宅に関する様々な資料、書籍、専門書、専門誌、記事、裁決、裁判、措置法、通達、政令、省令、相談案件等を全部まとめてレジュメに落とし込みました。
月1回、半年間の講義で消化できるのかといったら…全く自信がありません!
全国から集まった本気で相続に強くなりたいと希望する22名の方が参加して下さいました。
初回となる今回は、まず小宅の全体像及び概要について解説しました。
●小宅とは
●個別通達から始まる制度創設の趣旨
●海外不動産と海外居住
●改正の歴史
続いて個人事業を相続等した場合に適用を受けることができる「特定事業用宅地等」について解説しました。
●被相続人と生計一親族の違い
●転業と廃業
●3年縛りの影響
●数次相続
「相続コンサルにここまで高いレベルの知識が必要ですか?」と聞かれることがあるのですが、その質問をしている時点でその人は相続コンサルに向いてないですね。
お客様(相談者)を向いて仕事をするなら知識は必須です。
知識はお客様に対するマナーです。
難しいからこそ学ぶ価値があるのです。
誰にでも語れる知識に価値はありません。
「小宅を制する者は相続不動産を制す」
講義後は有志で懇親会「裏吉澤塾」
フル回転した脳ミソに麦酒が染み渡ります。
次回は「特定同族会社事業用宅地等」と「貸付事業用宅地等(の一部)」を行います!
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