投稿日:2025年10月31日
生命保険に加入する目的は「万が一に備えるため」、つまり保障です。
死亡した場合、働けなくなった場合、病気になった場合、事故に遭った場合等、万が一に備え、保険に入ります。
僕も生命保険には加入していますし、それなりに勉強して良い商品を選んできたつもりです。
しかし、その概念がガラっと大きく変わりました。
今までは少しでも良い商品、有利な条件、安心できる(経営が安定している)保険会社が商品選択の決め手でした。
それが間違いであることに気付いたのです。
商品選択の決め手となる一番大事な条件は、「約束通り、迅速に、気持ちよく保険金を支払ってくれる」保険会社と契約することです。
加入する時だけいい顔する募集人、綺麗なパンフレット、著名人を活用した宣伝広告、知名度の高い会社名に惑わされてはいけません。
ある相談者の家族が亡くなりました。故人は家族のため、また自身が経営する会社のために生命保険に加入していました。
しかし、遺族が保険金支給の申請を行った所、アレコレ難癖をつけ何ヶ月も支払ってくれない保険会社があるのです。故人が契約していた保険会社は数社あり、そのほとんどがすぐに支払ってくれましたが、ある1社だけ未だに支払ってくれません。
保険金が下りないと相続税が払えません。遺族の生活も困窮します。会社の資金繰りも厳しくなってきました。
「そのようなことが起こらないように」と故人は保険に加入していたのに…。
突然の訃報に遺族は悲しみに暮れ、今後会社がどうなるのか不安を抱え、ギリギリの精神状態です。
「まだでしょうか?」と保険会社にお伺いを立てざるを得ない遺族の気持ちを考えると…心が痛みます。
僕はこれから相談者から生命保険について相談があったら、見栄えや加入条件、募集人の笑顔よりも、「約束通り、迅速に、気持ちよく保険金を支払ってくれる」保険会社と契約するよう助言します。
乗合代理店に所属している募集人の皆さん、お客様のことを本気で考えるなら、手数料率が高い商品を扱っている保険会社ではなく、保険事故が発生した時気持ちよく対応してくれる保険会社の商品を薦めて下さい。

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