投稿日:2025年11月7日
令和7年11月1日(土)付の新聞に、『出生減らず97%は町・村~マッチングアプリ利用補助~群馬・片品村、切れ目なく支援』の記事がありました。
少子化の逆風下でも出生数が減っていない地域があるという記事なのですが、素晴らしい取り組みだなと思う反面、他の地域ではなぜできなんだろう?出生数が減っていない地域に人が集まるだけで日本全体で見たらパイの奪い合いに過ぎないのではないだろうか…という疑問が生じました。

記事で大きく取り上げられているのは群馬県片品村。
人口4,000人に満たない小さな村ですが、毎年10人以上の子が安定して産まれているとのこと。
婚活支援としてマッチングアプリ等の利用料に補助金支給、不妊治療として年間最大200万円補助、第3子以降に出産祝い金30万円支給、小中保育所の給食費無料等、婚活から出産、子育てと切れ目のない支援で若者のUターンや移住者を呼び込んでいるそうです。
素晴らしいと思います。

昨年の出生数は70万人を割り込みました。今後更に少子化が加速していくことで日本の人口は急激に減少していきます。さらに、高齢者ばかりの国となるため、支え手不在という恐ろしい世の中となります。

群馬県片品村に若者が集まるのはいいことですが、その分若手が抜けていった地域の人口が減り、結局総人口が増えないのであれば本末転倒です。
少子化問題は自治体の取り組みだけに任せるのではなく、国としてもっと主体的に関与すべき重要施策です。
国を挙げて抜本的に対策に取り組んでほしいと思っています。

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