投稿日:2016年4月19日
ネタ枯渇寸前、風前の灯の香りがプンプンする「相続訳」シリーズ。
いよいよX(エックス)デーが近付いてまいりました。
相続の現場、特に遺産分割の場面でよく出るセリフ、
「大丈夫、何とかなると思います」
その根拠のない自信、一体どこから出てくるのでしょうか?
長男だから皆が言うことを聞くとでも?
コーチング研修で「ポジティブシンキング」でも刷り込まれましたか?
その通りになったこと、ほとんどありません。
考えが浅いというか、安易なんでしょうね。
前向きな姿勢なのか、楽観主義なのか、自信家なのか分かりませんが、相手はそう思っていませんよ。
先日の相談者も「大丈夫です、話せば分かる間柄ですから」と、当方の助言も聞かず正面突破を試み、案の定<玉砕>、と言うか<炎上>して戻ってきました。
原点からのスタートだったのに、マイナスからのスタートになってしまった…。
でも、こういうタイプの人っていくら助言しても聞かないんですよね。
「言っても分からない人」には「身体で分かって頂く」しかないので、一度好きなように泳がせ、ニッチもサッチもいかなくなり、聞く耳を持つようになってから助言するようにしています。
「最初から素直に聞いてくれればもっと早く解決するのに…」って思いますが、無理なものは無理ですから。
「何とかなりますから」と言われたら、消火器用意して待ちましょう。
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