投稿日:2017年9月29日
先日、セミナーに参加された相続診断士の方から、
「相続マーケットで売り上げを伸ばそうと相続診断士の資格を取得したのですが、一向に売り上げにつながらないのですが…」
と相談がありました。
資格を取得したからと言って即売り上げにつながる訳ではありません。
それは、弁護士や税理士だって同じです。
ましてや弁護士や税理士のように独占分野を持たない民間資格であれば、その資格を持っているから出来ることがある訳でもありませんので、「その資格をどう活かすか」が重要になります。
ファイナンシャル・プランニング技能士のように国家資格であっても同じです。
では、資格を取得するメリットはどこにあるのでしょうか。
まず、資格取得に向け勉強したことで、知識を得られます。
試験合格のために真剣に勉強したことで、単に本を読むよりしっかり知識が身につきます。
次に、その資格を名刺に入れられることが挙げられます。
例えば、相続診断士であれば、名刺をお客様に出した時に
「相続診断士って何?」と聞かれ、
「あなたに相続のこと相談してもいいの?」と続き、
そこから新たな展開が生まれます。
資格や肩書に「相続」と入っていることで、こちらから何も言わなくても、名刺さえ見てくれれば次のステップへ進むことが出来ます。
僕が『相続相談の受け方』~チェックシート活用法~セミナーで講師を務めている一般社団法人相続診断協会では、相続診断士という資格を発行しています。
せっかく取得した資格ですから、本業に活かして欲しいと思っています。
そのためには、名刺に資格を入れる等、お客様に見える形で保有資格をアピールして下さい。
資格取得の意味は、そこにあります。
決して、資格を有しているだけで食べていける訳ではないことを理解し、「どう活かすか」をしっかり考えましょう。
ちなみに、来月以降の『相続相談の受け方』セミナーの日程は次の通りです。
© 2014-2024 YOSHIZAWA INHERITANCE OFFICE