投稿日:2019年3月22日
「相続って遠足と同じだなあ…」と思います。
子どもの頃、「家に帰るまでが遠足」って言われませんでした?
先生が解散時に必ず言うセリフですね。
「最後まで気を抜かないでしっかり帰りましょう」という意味です。
相続も同じ。
財産が確定し、評価が出揃い、話し合い、全員が納得したら遺産分割協議書に実印押し、申告書等を提出し、名義を変更し、納めるもの納め、やることが何もなくなったら相続手続き完了です。
全部終わるまで絶対に気を抜いてはいけません。
話し合いはまとまったけど、名義変更が出来ない。
名義を変えるために、追加で書類が必要になってしまった。
いつまで経っても代償金が振り込まれてこない。
税務調査で新たな遺産が見つかり、振り出しに戻ってしまった。
これでは終わったと言えません。
でも、実はよくある話なんです。
遺産分割に合意をするとホっとしてしまう人が多いのですが、僕はまったく手綱を緩めません。
一度合意した内容が、署名押印直前で反故にされるなんて日常茶番劇ですから。
何が起こるか分からないのが相続です。
人も気持ちは日々動きます。
口では何とでも言えます。
「相続は遠足と同じ」と聞いて、
「おやつは300円まで」
「バナナはおやつに入らない」
を思い出しちゃ駄目ですよ。
何事も最後まで気を抜かす、しっかりやり遂げましょう!
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