投稿日:2019年9月26日
遺産分割協議の場で相続人から時々出るセリフ、「私は●●家の財産に興味ないんです!」。(●●には被相続人の姓が入ります)
この発言の真の意味、知ってますか?
他の相続人は真に受けて「だったら他の相続人で遺産を分けましょう」なんて安易に考えてしまいがちですが、真に受けちゃ駄目ですよ!
この発言が出たら要注意です。
だって、財産に興味ありまくりですから。
発言者の真意は、「私は相続分以上くれ!だなんてワガママは言いませんけど、納得いく額はもらいますよ。もし納得いかない額しか提示されなかったらゴネますからね。ゴネられたら困るでしょ?だったら余計な揉め事増やさないためにも、私が素直に首を縦に振るような額をきちんと貴方から提示しなさいよ。私が財産欲しそうな雰囲気を出さなくても済むよう、空気を読んでちょうだいね。」です。
あー、面倒くさい!
相続コンサルに必要な知識や経験は多岐に渡りますが、実は
●相談者の真意を汲むセンス
●いつ、誰が、どこで、何を、誰に対し、どうやって、言うのか(出すのか)の判断力及び指導力
●関係者を納得させる段取り、立ち振る舞い
等が一番重要だったりします。
そう言ったことって本に書いてないんですよね…。
僕も別に誰かから教えてもらった訳ではないですし、こうやったら上手く的な法則も知りません。
未だに正解も分かりません。
しかし、結果的に何とかなっているので、恐らく動物的本能か何かで身体が勝手に動いているんでしょうね。
「講師だったらそこを言語化し、可視化し」と言われてしまいそうですが、出来るならとっくにしてるっつーの(笑)
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