ブログ「相続の現場から」

専門分野に特化した人に相談してはいけない理由(わけ)

投稿日:2020年10月20日

先日、僕が長年に渡り追っかけ的に継続して学び続けている資産税に特化した税理士研修を(税理士に交じって)受講した時のこと、講師の先生が世間話的に話した言葉が心に残りました。

 

「最近、相続は任せて下さい!的に専門性をウリにしている士業が増えましたね。大丈夫ですかね?ちょっと心配しています。

専門分野に特化している先生は、その分野に“はまった”時は抜群の威力を発揮するのですが、自分の専門分野以外には全く興味を示さないし、もっと言ってしまうと専門分野以外のことは何も知らない人がほとんどです。

ですから、自分がかかっている病気が肝臓癌だと分かっている人は癌専門病院へ行けばいいのですが、どんな病気にかかっているか分からない、でも最近調子が悪い…と言う人は癌専門病院行っちゃ駄目なんですよ。「肝臓癌ではありません」と言われるだけで、何の病気か、どこが悪いのか、どうすれば良いのか教えてくれませんから。

相続も同じ。資産税に強い税理士が相続に強いかと言ったら…そんなことなくて、民法上どうか、判例はあるのか、登記できるのか、事務手続きはどうすればいいのか、不動産を知っているか、歴史を語れるか、相談者を納得させられるか等…相続実務にはかなり幅広い経験と知識が要求されます。なので税金だけ知ってても相続に強い訳じゃありませんよ。

となると他の士業と連携し、とやってる先生が多いと思いますが、連携しても、専門分野の隙間を埋めるのは誰なんですか?結局士業は皆自分の領域を出ようとしませんから、全体をコントルールする人がいないと相談者を救えないんですよ。皆さんは相続に強い税理士を目指しているのですよね?悪いこと言いませんから、やめた方がいいですよ。大変だから。もし本気でやるなら税金以外にもっと詳しくならないと。と言う怖い話が今日は延々続きますからね。覚悟して下さい。ではやりましょう。」

 

この言葉が頭にこびりつき、最初の30分くらいフリーズしていました。

 

確かに、僕が勤めていた銀行も、社員に専門性を求め始めたら、リテール馬鹿とか法人馬鹿等の〇〇馬鹿ばかり増え、おかしくなりました。専門性しかない社員は、少しでも横道にそれたら美味しいビジネスチャンスなのに全く気付かずスルーしてしまいますから

 

かと言ってゼネラリストが優秀なのかと言うとそれも違い、「何でもできる=何もできない」ですから、強い分野がないため有事に使えない人材とレッテルを貼られてしまいます。

 

<高いレベルのスキルを有したゼネラリスト>が<専門性を有した職人>をコントロールして初めて優秀な組織が出来るのだと思います。

 

さて、相続です。

 

この先生の話し、相続ビジネスを推進していくためのヒントが満載ですね。何度でも読み返して下さい。

 

●チームを組んだとしても、それで全てが解決する訳ではない。

●問題解決の中心に立つ人物には、各士業と専門用語で会話できるレベルの知識と経験が求められる。

 

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