投稿日:2023年5月15日
令和5年4月28日(金)付の新聞に、『所有者不明の土地 抑止~相続時、国への譲渡制度 開始~国土の2割、登記未了』の記事がありました。
令和5年4月27日に施行された「相続土地国庫帰属法」を受けての記事なのですが、今までなかった新しい制度のため期待が高まる反面、本当に使えるのか?、半信半疑な気持ちです。
今年の2月下旬からの約2か月間で、既に3000件を超える相談が法務省に寄せられたそうです。
法施行前でこの状態ですから、所有者不明土地を防ぐ効果が期待できそうです。
しかし、申請してから承認されるまで半年~1年かかるらしいので、結構長いですね。書類審査の後、現地調査を経て決定されるため仕方ないのですが。
国に引き取ってもらおうと思い申請したけど、1年経って結局承認されなかった…なんて事態も想定されますので、不承認の場合も備えも必要ですね。
一番の問題は、引き取ってもらうための条件が厳し過ぎること。
見方によっては「引き取る気ないのでは」と思われても仕方がないような厳しい条件になっています。
その辺りの話はまた別の機会に…。
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