投稿日:2023年5月24日
僕はセミナーや研修の講師を務める一方、受講者としてセミナーや研修に参加しています。
「教える」と「教わる」、両方の立場に立っています。
僕は受講者としてセミナーや研修に参加する目的は2つあると思っています。
1つ目は、「知らないことを教えてもらう」と言う、いわゆる“お勉強”のためです。
法改正、税制改正、最新スキーム、苦手分野等、本で読んだだけでは今一つ理解できていない項目について知識を吸収すると共に、周辺情報を含め教えてもらおうと思い参加しています。
2つ目は、「このレベルの話が分からないといけないんだ」と気付くためです。
無知ほど恐ろしいことはありません。
僕は弁護士でもないし、税理士でもありません。司法書士でもなければ不動産鑑定士でもありません。(もちろん、宅建免許も取得していませんし、保険の募集人でもありません。)
法律や税金等、その分野の専門知識は士業の方には敵いませんし、例え知っていたとしても手掛けてしまったら業法に抵触してしまいます。
しかし、相続の相談に応じるためには、物事を俯瞰して眺め、法律、税金、不動産、手続き等幅広い分野について横串を入れながら助言しなければいけません。横断的な知識を有していないと問題に気付くことができず、適切に士業へつなげられないのです。
そこに終わりはありません。
ここまで知っていれば大丈夫と言うガイドラインはないのです。
そのため、逐一最新の情報を入手し、常に知識をブラッシュアップさせ続ける必要があります。
セミナーや勉強会に参加すると、「難しくて分からない」と思うこともあります。講師の教え方が下手だった、資料の造りが雑だったと言う場合は別にして、内容がハイレベルで理解できなかった場合、「このレベルの話が分からないといけないんだ」と気付きます。そして、どうすればそのレベルに達することができるのかを考え、コツコツ勉強します。
ですので、参加した勉強会やセミナーが難しかったとしても、得られるものは沢山あるのです。
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