投稿日:2025年4月7日
令和7年4月6日(日)付の新聞に、『隣に園庭、遊ぶ声は騒音か~「平穏で静かな生活ではなくなった」~住民、園の対応に不信感』の記事がありました。
密かに気に入っている「揺れた天秤~法廷から~」シリーズ。
今回の舞台は東京23区内の住宅街にできた保育園の騒音を巡るトラブルについて。
新設された保育園の園庭が自宅の隣にでき「うるさくて平穏な生活を送ることができなくなった」と住民が保育園を訴えた事件。
東京地裁も東京高裁も「我慢できる限度内である」として住民側の請求を棄却しました。(住民は最高裁に上告するも受理されず)
事前の住民説明会で騒音について懸念する声があがっており、住民側が「園舎の配置を変えて欲しい」と設計変更を求めたのに、園がそれに応じず当初計画通りに新設してしまったことから起きたトラブルです。
なんで強行突破したのかな…?
「保育園は地域に歓迎される施設だから大丈夫」と安易に考えていたのかな?
以前「公園で遊ぶ子どもの声がうるさい」と公園廃止につながった事件がありましたが、子どもを巡るトラブルって難しいですよね。子どもは宝だし、地域に子どもがいなかったら廃れていくし、だからと言って自分達の暮らしを犠牲にしてまで歓迎したいとも思わない…。
自分に直接害が及ばない人は「その程度のことで…」と子どもや保育園の味方をする人もいるでしょう。所詮他人事ですから。
保育園に限らず、新たな施設を造る際の住民説明会ってどこまで意見が反映されるのでしょうね。違法なことなら差し止めできますが、マナーとかモラルレベルの話しだと、人により意見が違うし、感じ方も違うし…難しい。
記事の最後にある「大人たちの争いの最大の被害者は、のびのびと遊ぶことが許されなかった園児たちだったかもしれない。」には心が痛みます。
お金やビジネスの都合など大人の事情もあるのでしょうけど、やる前に考えないと。
結局犠牲者は子ども達…。
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