投稿日:2025年6月30日
令和7年6月26日(木)付の新聞に、『「同居の孤独死」5年で900人~3都市、発見に4日以上~老老介護の果て 外部の目届かず』の記事がありました。
記事を読み衝撃を受けました。
孤独死って一人暮らしの人に使う言葉だと思っていたので…。
同居でも孤独死があるなんて想像すらしてませんでしたが、確かに言われてみたらあり得ますね。
記事によると、同居人がいるのに自宅で死亡し発見が遅れる「同居の孤独死」が、東京23区と大阪市、神戸市だけで5年間に904人もいたそうです。
孤独死に関する明確な定義はありませんが、904人という数字は死亡から4日以上発見されなかったケースだそうです。
そのうち、1カ月以上発見されなかったケースも東京23区と大阪市だけで83人いたとか。
背景にあるのは「老老介護」
例として挙げられてているのは、認知症を患う妻と80代の夫、2人暮らしの夫婦。妻のためにデイサービスの職員が自宅を訪ねた所、玄関付近で夫が死亡しており死後数日経過していたのを見つけてそうです。妻は夫の死を理解することができず「なぜ、夫がここで寝ているのか…。邪魔だと思った」と話している…。
認知症のほか、発見が遅れた理由としては入院、障害・精神疾患、家庭内別居、ひきこもり等。
東京や大阪等、人の目が多い超大都市だけでこの数字ですから、全国で見たらもっと多くいるはずです。
独身、未婚、婚姻しても子なし等「お一人様」が増え続けており、しかも都市化に伴い地域のコミュニティーが希薄化しているため、今後「孤独死」は更に増え続けていくと思われます。
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