投稿日:2025年8月27日
iDeCoの拠出限度額の引き上げ時期が2027年1月引落し分からと決まりました。
本格的に自分の年金を自分で作る時代がやってきましたね。
厚労省は、個人型確定拠出年金(iDeCo)の拠出限度額(掛け金)を、2027年1月引き落とし分から引き上げる方針を固めたそうです。
この改正により、企業年金制度がある会社員の拠出限度額は月額5.5万円から6.2万円へ0.7万円上がり、企業年金制度がない会社員の拠出限度額は月額2.3万円から6.2万円へ3.9万円も引き上げられます。
また、自営業者など国民年金だけに加入する第1号被保険者は、国民年金基金との合計で月額6.8万円から7.5万円に0.7万円引き上げられます。
idecoは掛け金の全額が所得控除の対象ですから、例えば年間74.4万円(=月額6.2万円×12月)払い込むと、所得税率が20%の人あれば、74.4万円×20%=14.88万円税金が安くなることになります。
しかも将来老齢一時金で受け取った場合、退職金と同様の優遇課税(退職所得控除、2分の1課税)が適用されますので受け取る際も有利になります。
また、年金形式(5年~20年の有期年金)で受け取ることもできますし、老齢一時金と有期年金を組み合わせることもできます。
年金形式で受け取る場合、雑所得として公的年金控除の適用もありますので、いずれにしても税務上有利な設計になっています。
自分の年金を自分で作ることはとても良いことだと思いますが、運用の成功・失敗により老後の生活が一変してしまうリスクもあるのが悩ましい…。
とは言え、iDeCoの拠出限度額が大幅に増えることは大歓迎ですね。
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