投稿日:2025年10月8日
令和7年10月6日(月)、吉澤塾相続研究会<第77回ZOOM勉強会>を実施しました。
今月は、将来改正される可能性が高い「自筆証書遺言のデジタル化」について解説しました。
『どうなる、デジタル遺言』
~自筆証書遺言がPCで作成可能?~
今年の10月1日に「公正証書遺言のデジタル化」がスタートしています。
これは主に利用者の負担軽減、利便性の向上を目的とした改正であり、(言いたいことは沢山あるのですが)「自筆証書遺言のデジタル化」に比べればギリ許容範囲かなと思っています。
今回の勉強会で取り上げたのは「自筆証書遺言のデジタル化」について。
資料として、今年7月15日(火)に開催された法務省(民事局)法制審議会の民法(遺言関係)部会でとりまとめられた「民法(遺言関係)等の改正に関する中間試案」を使用しました。
ものすごく簡単に言ってしまえば、将来PCやスマホで簡単に自筆証書遺言が作成できてしまうかもしれないんです!
遺言を身近なものにする、誰でも気軽に簡単に遺言書を作ることができるようにする、そのために弊害があったとしてもそれには目をつむり、遺言の普及拡大を一番の優先事項にする、のであればこの改正案は「あり」なんでしょうね。
でも、現場にいる僕からすると簡単・楽チンがもたらす弊害が怖くて…。
そのため「総論賛成・各論反対」の立場です。
勉強会では「改正案の概要を理解するだけでなく、どのような議論を経て改正に至ったのかのプロセスを理解することが重要である」と伝えました。
結果だけ覚えても深みは出せませんから。
次回は11月10日(月)『葬儀費用の負担と実務』と題し、葬儀費用や喪主、祭祀の主宰者等について解説します。
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