ブログ「相続の現場から」

相続の現場から『相談者が理解できない提案は避けるべき』

投稿日:2020年5月20日

相続に正解がないように、相続対策にも正解がありません

 

どのような対策を講じるかは、人それぞれ100人いたら100通り対策案があります。

 

どこに相談するかによって、当然受ける提案も異なります。

 

以前事業承継の相談に乗った中小企業オーナーの方、

取引銀行に相談したところ、持株会社を設立し、後継者である長男へ融資し、自社株を買い取り、種類株を発行し、DESで貸付金を処理し…と提案されたそうなのですが、80過ぎの創業者、しかも職人一筋だったお爺ちゃん(失礼m(__)m)が理解できます?

 

中には理解できる人もいるのかもしれませんが、ほとんどの方は無理ですよ。

 

僕は【相談者が理解できないことはやるべきではない】と思っています。

 

相談者が理解できなくても、「やった方がいい」「絶対にやるべき」と思ったら、理解できるまで何度でも手を変え品を変え、時間をかけ、とにかく理解できるまで説明しますが、それでも理解できない場合、基本的にはお勧めしません

 

ただし、家族が理解でき、相談者から「家族に任せているからお願いします」と言われたらやる時もありますが…。

 

本当に相続って難しい…。

 

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