ブログ「相続の現場から」

360度評価は聞こえがいいだけ

投稿日:2026年1月26日

令和7年12月7日(日)付の新聞に、『低い360度評価 異動に疑念~「社長が結果を改ざんしたのではないか」~主張 勤務先への中傷か』の記事がありました。

 

密かにお気に入りの「揺れた天秤~法廷から~」シリーズ。

 

今回の主人公は、360度評価の低さに納得がいかず社長に説明を求めたところ解雇された男性のコンプライアンス部長。

 

 

社長に何度もしつこく確認メールを送りつける等、恐らくこの部長はいわゆる“面倒くさい人物”だったと思われます。

 

元部下も「他責思考で管理職として不適格」「会社に非協力的な姿勢で自身の権利だけを主張し、社員の士気低下も招いた」と裁判で証言していますから、上からも下からも相当嫌がられていたのでしょう。

 

そもそも何故そんな人物がコンプライアンス部長だったのか…とツッコミを入れたくなります。

 

東京地裁は「会社による解雇は無効」としながらも「会社による不法行為はなく損害賠償は賃金に限る」と痛み分けのような判決を下し、最終的に東京高裁で和解が成立(会社が解決金を支払い、男性は退職する)したそうです。

 

 

僕がこの記事を読み気になったことは360度評価について。

 

360度評価っては聞こえはいいのですが、本当にそうなのか、事実・実態は正確に把握できないと思っています。

 

どちらかと言うと好き嫌いが先に来てしまい、仕事ができるとか、業務に必要な人物かどうかは後回しにされてしまいますから。

 

特に、仕事ができない部下や、部下の評価が高いと自分の立場が悪くなると考える器の小さい上司からは不当に低い評価がつけられるはずです。

 

評価される側も、周りの目を気にしすぎるあまり、部下に対し必要な指導を行わなかったり、部下の機嫌を取ったり、上司に意見しなかったりするのではないでしょうか。

 

つまり、誰とも喧嘩しない、当たり障りのない無難な人物の評価が高くなると思っています。

 

社員がたくさんいる大きな会社は人事があるから大変だなあ…。

 

社員数が多いから仕方がないのですが、それって本業から見ると余計な仕事ですよね。

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