ブログ「相続の現場から」

相続相談の心得「相談は乗るもので、乗らせてもらうものではありません」

投稿日:2020年10月12日

「相続について相談したいので、一度お越し頂けませんんか?」

 

これ、地主とか医者オーナー社長とかに多いパターンです。当然相手が来るものだと思っている。相談したいのは自分なのに…。

 

「相続について相談に乗ります。お役に立ちたいので是非一度お伺いさせて下さい。」

 

これ、地主とか医者オーナー社長を相手にしている方に多いパターンです。狙っている相手どうしても懐に飛び込みたい相手なので、こちらから「相談に乗らせて下さい」とお願いしてしまっている…。

 

どちらも、根本的に間違っていますよね。

 

本気で相談に乗って欲しいのでしたら自ら動くべきです。例え、地主医者会社オーナー資産家取り巻きチヤホヤされていたとしても、困っているのなら自ら動かなければいけません

 

相談は乗るもので、乗らせてもらうものではありません自分が相続について相談に乗れること取引先に伝えるのは重要です。しかし、だからと言って自ら出向いて相談に乗らせてもらうのは間違いです。

 

僕はどんな立場の人であっても、初回に相手の自宅や会社へ出向くことはありません。(病床等余程のことがあれば別ですよ)そこを“踏み絵”にしています。つまり、わざわざ貴重なお金と時間を使ってでも吉澤に相談したいかどうか、そこの本気度を計っています。それは偉そうにマウントポジションを取りたいのではなく、本気な人に全身全霊で当たりたいからです。

 

そんなこと言ったら誰も相談に来なくなっちゃう…と思うでしょ?確かに相談件数は減りました最初は我慢でしたが、そこをブレずに継続しているうちに濃密な相談だけが来るようになりました。

 

例えば、東証一部上場企業の創業者一族駅名が自分の姓になっている大地主、(今は亡き)高額納税者リスト1位常連の資産家有名な大病院の院長政治家等、地位名誉もある凄い人は、社格財産額知名度を気にすることなく僕のスケジュールに合わせてわざわざ来てくれます。

 

そう言った人を相手に僕も本気で接したい、これが本音です。

 

勘違いして欲しくないのですが、お金持ち相手に仕事している訳ではありません財産がまったくない人の相談にだって喜んで乗りますよ。大事なのは相談したいかどうか本気かどうか、です。

 

ちなみに、100億円ある人も、100万円しかない人も、相談料は同額です。コンサルティング報酬も同額です。だって、やること同じですから。資産背景でフィーが増減するのって、僕はおかしいと思っています。やること同じなら、報酬も同額。

 

さて、今日もアクセルべた踏みで相談に乗りますよ!

 

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