投稿日:2021年7月7日
令和3年7月5日(月)、吉澤塾相続研究会<第26回ZOOM勉強会>を実施しました。
タイトルは『家事労働の対価とドル建て終身』
タイトルを見ただけだと、ドル建ての終身保険が売れちゃうマル秘テクニックでも教えてくれるのかも…なんて保険関係の方がソワソワしちゃいそうですが、そんな話し僕がする訳ないじゃありませんか(笑)
今回は、塾生がお客様から相談を受けた事例を題材に「夫婦共有財産の考え方」について解説しました。
何十年もの間夫婦で一緒にお店を切り盛りしてきたのに、貯めたお金がすべて夫名義になっていたら、妻はどう思うでしょうか?
え⁉、あんなに働いたのに私貯金ないの???となりますよね。
その気持ち、よーーーーーく分かります。が、ではその状態で夫が死亡した場合、夫の財産はいくらになりますか?
この問題を解決すべく、相続に強い保険募集人が相続に強い司法書士に依頼し、夫婦の共同財産に関する「証明書」を作成し、夫婦ともに署名押印しました。
そして、合法的(?)に妻名義でドカンとドル建て終身に加入したそうです。
いやー、事件は現場で起こってますね!
実は、最近夫が亡くなられたそうです。この「証明書」を課税当局に提出するのか、提出せずにしらばっくれるのか、どのようなロジックを展開するのでしょうね。
ある意味申告を任された税理士も被害者かも…なんて心配しちゃいます。
恐らく相続に強い専門家がついているから大丈夫だと思いますが…。
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