投稿日:2025年4月30日
令和7年4月15日(火)付の新聞に、『日本人の数 減少幅最大~89万人~総人口は14年連続減』の記事がありました。
この手の話しに何ら驚きも新鮮味もありませんが、具体的な数字を突きつけられると、改めて暗雲立ち込める日本の将来に背筋が寒くなります。
総務省が4月14日に発表した2024年10月1日時点の人口推計によると、外国人を除いた日本人の人口は1億2029万6千人と89万8千人も減り、減少幅は過去最大だったそうです。
これは都道府県別人口ランキング第38位の香川県(約91.7万人)や第39位の秋田県(約89.6万人)とほぼ同数、第40位の和歌山県(約87.9万人)を上回る数です。
つまり、1年間で秋田県の人口が丸ごといなくなったということ。
都道府県別で見ると、東京都と埼玉県を除く45道府県で前年より人口が減少しました。
その中身も問題です。
いわゆる生産年齢人口と呼ばれる15歳から64歳までの人口が大きく減少し、なんと首都圏では4人に1人が65歳の高齢者になっているのです。
これでは世代間扶養である社会保障は維持できません(既に崩壊しているとも言われていますが…)し、消費も進まず、景気に悪影響しか与えません。
担い手(支え手)が少なく、受ける側である高齢者が増え続けるのですから、介護の問題も深刻さを増すでしょう。
『老いる首都圏、介護深刻~高齢者4人に1人、職員21万人不足~家族にしわ寄せ 離職で経済損失』
人口減少、少子高齢化は100年単位の長期的なスパンで対策を講じるべき問題です。
今が大事な日本の政治家ではこの問題を解決できないでしょう。(結果が全てを物語っています)
となると日本の将来は…
僕ですら今の子供がかわいそう…と思ってしまいますし、子を産んでも苦労を背負うことが確実なのですから、今僕が20代~30代だったら、結婚し家庭を持ち子を産み育てようとは思わなかったかもしれません。
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