投稿日:2025年11月14日
令和6年から隔月で連載を担当している、全国の信用組合職員の方向けの機関紙「しんくみ」の【事例で学ぶ!「失敗しない相続対策」~しんくみ職員がおさえておきたいポイント~】。
第9回目となる2025年11月号(2025年11月10日発売)では、『遺産分割はいつの時点の価額で分けるのか?』と題し、値動きのある財産を分けることの難しさ、相続と相続税の違い、遺産分割の方法等ついて解説しました。

相続税は「相続開始日」の「相続税評価額」を基に計算します。相続開始前後に財産の値動きがあっても、原則として相続税評価額には影響を与えません。
「相続税は点である」と言われる所以です。
それに対し、遺産分割は「話し合った時」の「時価」が基準となります。相続開始日に話し合う人はいないでしょうから、相続が開始した日と話し合う日が異なることになります。
つまり、相続財産の価額が異なる可能性が生じるのです。
そこに相続の難しさがあります。

僕は「相続は遺産分割に始まり、遺産分割で終わる」と考えています。
遺産分割が成立しない限り相続は終わらないからです。
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