ブログ「相続の現場から」

「争族」は経済合理性では説明できません

投稿日:2017年5月12日

「争族」になると、「もっと沢山相続したい」とか、「相手よりもっと欲しい」といった、<遺産を沢山貰えるかどうか>の争いになると思っていませんか?

 

初期の「争族」は遺産獲得競争から始まりますが、大概の場合、「争族」「争続」になるとただの喧嘩になります。

 

「あいつだけは許せない」

「相手を困らせたい」

と、自分が損をしてでも敵対する相手を懲らしめたいと思うのが相続人の心情です。

 

例えば、今遺産分割を成立させれば皆相続税の負担が軽くて済む(小規模宅地等の特例が適用になる等)と頭では分かっていても、だからと言って相手が自宅を相続するのは納得いかず、自分自身が重い相続税を負担してでも相手の得を阻止したいと考え期限内申告に協力しないパターンです。

 

目的は何ですか?

出来るだけ多くの遺産を相続することですか?

相手を懲らしめることですか?

 

世の中、お金だけの損得勘定だけだったら楽なんですけどね。

 

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