ブログ「相続の現場から」

士業等を簡単に紹介しない理由(わけ)

投稿日:2019年1月16日

「税理士や弁護士等士業を紹介して欲しい」と言われることがあります。

 

しかし、「はい、分かりました」とすぐ紹介することはありません。

 

別に意地悪してる訳じゃないですよ。

 

その理由は3つ。

 

1つ目の理由は【僕にとって良い士業が、その人にとって良い士業とは限らないから】

2つ目の理由は【当社は士業紹介センターではないから】

3つ目の理由は【無責任な紹介を避けたいから】

 

①【僕にとって良い士業が、その人にとって良い士業とは限らないから】

 

吉澤の付き合っている先生であれば“良い先生”だろうと考えるのは早計です。

そもそも「良い先生」の定義って何ですか?

知識レベル?経験年数?レスポンス?人柄?フットワーク?見た目?年齢?事務所規模?

僕は、知識レベルも経験も人柄も素晴らしい尊敬できるパートナーと組んでいますが、それはあくまで僕がそう思っているだけで、別の人から見たら違うかもしれません。

人の相性なんて、取り組んでみなければ分かりません。

良かれと思って紹介しても「こんなはずじゃなかった」と残念な結果となってしまっては、お互い不幸です。

 

②【当社は紹介紹介センターではないから】

 

言葉の通り。

 

③【無責任な紹介を避けたいから】

 

紹介し、上手くいかなかった場合、どちらからも恨まれます

お客様から「吉澤さんが紹介してくれた先生だからもっと厚遇してくれると思った」と小言を言われ、士業からも「吉澤さんからの紹介だから仕方ないけど…」と言われ、士業に迷惑をかけてしまいます。

紹介する以上、そこには必ず紹介責任が生じます。

「紹介したら、それで終わり」ではあまりに無責任です。

ですから、当社が関与しない場合紹介しないのです。

 

あ、もしかして「せこいな~」と思いました?

 

でも、実は、パートナーである士業からも「吉澤さんが関与しない案件は原則やらないから」とか「吉澤さんが関与しない案件はあんまりやりたくないなあ」と言われてます。

 

お互いの余計なリスクヘッジに役立っている証拠だと思います。

 

ですので、当社がコンサルとして関与しない限り、基本的に士業等専門家を紹介しないようにしているんです。

 

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