ブログ「相続の現場から」

ぶつからない車

投稿日:2019年5月13日

相続の現場で、「法律論」「精神論」どちらに従うべきか(優先すべきか)、いつも悩みます。

 

最終的には法的に処理するしかないのは百も承知の上、しかし法律が人に優しい訳ではなく、結果が皆を納得させるようなものではないことを知っているから、悩みます。

 

「大岡越前がいてくれたら…」と何度思ったことか。

 

●親の面倒を診た子とまったく診ない子の相続分は同じです。

●長男の子(孫)には教育資金の一括贈与したけど、二男の子(孫)には一銭もあげていない、だけど兄弟の相続分は同じです。

●苦しかった会社を立て直したのは長男の頑張りなのに、そのせいで長男は何も相続できない場合があります。

●遺言がその通り実現すると思ったら大間違いです。

 

僕は現場の人間です。

しかも、崖の上から声を掛けるだけの仕事はしていません

 

なので、争族になるとどれだけ不幸になるか、誰よりも知っています。

争族のない世の中が一番ハッピーなこと、誰よりも願っています。

 

しかし、最後は人間同士の話なので、相変わらずトラブルは起こっています

と言うことは、誰か助ける人・解決する人が必要です。

 

そこで、僕は現実に発生しているトラブルに対応すべく、

●トラブルにならないよう最善を尽くすこと

●トラブルに発展しても何等かの答えが出るようサポートすること

を業として、日々正解のない問に悪戦苦闘しています。

 

自動車メーカーが“ぶつからない車”を開発したり、行政がガードレール歩行者優先道路を整備したり、少しでも自動車事故が減るよう努力しています。

それでも毎日のように自動車事故が起きてしまいます。

あおり運転するような人間もいます。

 

ですから、僕は

●運転が下手な人に教習所へ行くよう勧めるし

●事故が良く発生するポイントを教えるし

●事故ってしまった人のために医者になっているんです。

 

“ぶつからない車”の開発ガードレールの設置は必要です。

是非、いつか事故ゼロの世の中になるようお願いします。

 

しかし、現実問題として、医者も必要でしょ?

 

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