投稿日:2020年2月29日
先日、ある人から「セミナー受講料は出来る限り高額に設定した方が良い」と言う話を聞きました。
え~、そうなの???
その方はバックエンド商品を売るために定期的にセミナーを開催している人ですが、「先生」の価値を高めるために、本当は無料でもいいところ、敢えてセミナー参加費(受講料)を徴収し、しかも高額に設定しているのです。
なんでそうしているのか、その理由を聞いたところ、
①受講料を取ることで「セミナーの“格”が上がる」
②「セミナーの格が上がる」と、「先生」の立場も上になる
③受講料が高額であればある程、「先生」としての地位が上がる
④表向き「セミナー開催そのものが目的ですよ」「バックエンド商品を買ってくれなくても大丈夫ですよ」と言える
とのこと。
ビジネスコンサルタントの指導による“仕掛け”だそうです。
ビジネスはお客様がいない限り成り立ちませんから、営業上の戦略としては「なるほど」と思います。
が、その(高額な)セミナーに参加することで、相続で困っている人、悩みを抱えている人は救われるのでしょうか?
言い方を変えれば、講師の「先生」は参加者を助けられるのでしょうか?
●相続そのものを学び、困っている人や悩みを抱えている人を助けることで報酬を得る人
と、
●相続ビジネスを学び、相続を切り口に自身の商品を購入してもらうことで稼いでいる人
は違います。
(誰に相談したらよいか困っている)一般の人も大変だ…。
「自分の身を守れるのは自分だけ」であることを考えると、セカンドオピニオン、場合によってはサードオピニオンをつけた方が無難かもしれませんね。
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