ブログ「相続の現場から」

相続の現場から『子供達には遺しません』

投稿日:2020年6月22日

先日、こんな相談に乗りました。

 

「私が死亡したら全財産を妻に相続してもらい、万が一私より先に妻が死亡したら、妻の財産は全て僕が相続します。子供達には何も渡しませんし、遺しません。私の希望は叶うでしょうか?」

 

どういうことか、詳しく話を伺いました。

 

「私の財産は妻と一緒に事業(会社)を興し築いた財産です。

私達夫婦は二人とも実家が貧乏で、大学にもいけませんでした。なので一生懸命働きました。

おかげ様である時期からお金に困らなくなり、人並み以上の生活を送ることが出来ました。

子供2人には、幼い頃から、習い事から始まり、塾、運動、私学進学、海外留学等、色々と経験させ、教育にはそれなりに時間とお金をかけてきたつもりです。

子供たちが欲しいと願ったものも、無理のない範囲で買い与えてきました。もちろん無駄に贅沢させた訳ではありませんが、お金がないから買ってあげられないと言うようなことはありませんでした。

おかげ様で子供達は二人とも間違いを起こすことなく真っすぐ育ち、それなりの会社に勤め、良縁に恵まれ、何不自由なく暮らしています。

親としての責任は果たしたと考えています。

ですので、私達夫婦の財産は全て私達夫婦が使い、使いきれなかった財産は会社に寄付しようと思っています。

子供達に会社を継ぐ気がなかったので、会社は昔からいる番頭に任せるよう既に手は打ってあります。

私達夫婦がしてきたように、子供達も自分の力で生きていき、財を成して欲しいのです。

親の財産を期待してるとか、相続財産で贅沢するような人間にはなって欲しくないのです。

親が死亡した時の相続税を減らすための対策なんて必要ありません。

私の希望はおかしいですか?」

 

しびれますね。

 

全くおかしくないし「その通り!素晴らしい!」と思いました。

 

欧米の資産家が「一番の投資は子女教育である」と考えるのに近い考え方ですよね。

 

具体的に既に何か対策しているのか尋ねたところ、

「弁護士に相談したら遺言作成を勧められました。先生が遺言執行者としてその通り手続きしてくれるそうです。

果たして、遺言を作成すれば本当に私の希望が叶うのでしょうか?」

 

ん?ちょっと話がおかしくなってきたぞ…。

違和感あるなあ…。

 

さて、皆さんだったらどうアドバイスしますか?

 

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