投稿日:2020年7月20日
「木を見て森を見ず」とならないよう全体を俯瞰して見ることはとても重要です。
例えば、保有不動産の評価引き下げばかりに注力し、結局納税資金が足りなくなったとか、分けられなくなったとかですね。
最近、「その逆にも注意しないと」と感じています。
つまり、「森を見て木を見落としてはいけない」と言うこと。
全体的な遺産分割のバランスとか、相続人間の意見調整ばかり気にし、細かい部分が見落とされている事例が結構多いんです。
相続コンサルタントは、「こうすればもっと相続税の負担が軽くなるのに」とか、「ここが間違っている」等、細かい部分についてもしっかり気付いてあげないといけません。
複数の関係者でチームを組んで1つの事案に取り組んでいると、こういった事故が起こることがありますので注意しましょう。
テキサスヒット、責任の所在の問題等その原因は色々だと思いますが、相続コンサルタントは、TVドラマで言えば総合プロデューサー、オーケストラで言えば指揮者ですから、専門家を束ね、全体をコントロールしつつ、各パートの細かい部分にも口を挟む位じゃないといけません。
お客様を向いて仕事をするって、そう言うことでしょ?
だから「税金は税理士」、「法律は弁護士」、「登記は司法書士」、任せて安心!じゃなくて、税理士じゃなくても資産税を学び、弁護士じゃなくても法律を学び、司法書士じゃなくても登記その他を学び、常に目を光らせてないと!
「知識は誰にも奪われることのない唯一の財産である』by GACKT
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