投稿日:2020年7月29日
公正証書を作成する時必ずお世話になるのが公証人。
裁判官や検察官等、法律実務に30年以上携わった経験がある人の中から法務大臣が任命する“法のプロ中のプロ”で、全国300ヶ所程ある公証役場に500名以上の公証人がいます。
しかし、公証人も人ですから色々なタイプの方がおり、変な人(ごめんなさいm(__)m)に当たってしまうと大変で…。
先日公正証書遺言を作成した時の公証人は、趣味の世界のこだわりが超強く、こちらが作成した案文をガラガラポンでひっくり返し、まるで違う文章に作り変えてしまいました。しかも、仕事が遅く、作成予定日の1ヶ月以上前に案文を投げたのに、修正版をくれたのが本番2日前。
「まだですか?」と何度も問い合わせたのですが、担当事務職員の態度も悪く、面倒くさそうにあしらわれる始末。
更に、費用の計算も間違えていて、10万円以上高い「見積書」をサラっと提示してきたりと、もう最悪!
作成当日、公証人が高齢の遺言者を1時間以上に渡ってマンツーマンで質問と言うか詰問。しかも眼つきが異常に鋭い!更に顔も怖い!確かに遺言能力の確認や意思確認は重要ですが、そこまでやる必要あります???犯人じゃないっつーの!
遺言者が高齢かつ今このような状況なので<時間>を優先せざるを得ずグッと堪えましたが、もう二度とあの公証人には頼みません。
しかし、過去にも
●「僕のスタイルが気に食わないなら他へ行け」と高圧的な公証人
●「俺は知らない」と開き直る公証人
●夕方連絡すると「早く帰りたいから明日にしてくれる」とやる気のない公証人
●自分のミスのせいで何度も間違え、最後には「難し過ぎる」と逆切れする公証人
●会社の決算書から先代の相続税の申告書、金融資産全部の残高証明書等、依頼とは関係ないありとあらゆる資料の提示を求めてくる何でも知りたがる公証人
等、色々な方がいました。
「公証人あるある」ですね。
もちろん尊敬すべき素晴らしい公証人も沢山いらっしゃいました。
●「新しい考え方だけど、このような文言の方が遺言者のためになるのでは」と提案してくれる公証人
●知識と経験が豊富なため、1言えば10理解してもらえる仕事が早い公証人
●もの凄く有名な偉い方なのに、秘書もつけず一人でどこにでも来てくれるフットワーク抜群の公証人
●依頼主の目線で話してくれる優しい公証人
●何とか遺言が作成できるよう、損得勘定抜きで遺言者に寄り添ってくれる人格者公証人
どこの公証役場の、誰(公証人)と仕事するのが良いか、こういったことも「実務」では重要です。
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