ブログ「相続の現場から」

知識は、現場で引き出しが開いて初めて知識と言える

投稿日:2021年8月18日

相続実務研修『吉澤塾』を主宰し足掛け8年、古くから継続して学んでいる塾生レベルは相当高いと思います。最初は何も知らなかった人が、今では「これって持戻し免除と推定できないですか?」なんて聞いてきますから。

 

塾生が各方面で活躍している噂を耳にすると、嬉しくなります。

 

ところで、士業であれ、コンサルタントであれ、皆さんきちんとを読み、勉強し、セミナーに参加していますので、それなりに知識は有しています。

 

しかし、いざ現場に出ると、知ってるはずの知識がその場で出てこない人…後でゆっくり考えたら「そうだった」と思い出すのに、現場で引き出しが開かない…そういう経験がある人、多いのではないでしょうか。

 

そりゃそうです。だって、現場では本に書いてある通りの質問・相談なんて出ませんから。

 

相談者100人いれば、100通り回答があります。により、状況環境資産背景属性感情資産種別関係人金額…すべて異なり、しかもそれらが複雑に絡み合い、その上でどうしたら良いかを求められるのです。

 

机上で得た知識は重要です。知らないことは語れません。

 

しかし、現場で開かない引出し知識と言いません知識現場で活かすためにあるのです。

 

「開かずの引き出し」は何の役にも立ちません。勉強したはずの知識が現場で出なければ、「知らない」ことと同じです。

 

『吉澤塾』は、現場に強い本物の相続コンサルタントを養成する実務家向けの研修です。どうしたら現場で引き出しが開くようになるか、そのためのトレーニングを兼ねています。だから事例中心、そして失敗トラブルから学ぶ、本に書いていない実務現場主義にこだわって講義しているのです。

 

お友達を作ることや商品販売に結び付けるテクニックを身につけることが目的ではなく、困っている相談者(お客様)を向いて仕事をするために必要なスキルを身につけることが目的です。

 

そして、塾生の背後には常に吉澤が控えていますので、安心してチャレンジできるシステムになっています。

 

 

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