投稿日:2022年3月7日
令和4年3月2日(水)~3月3日(木)と2日間に渡り、大手信用金庫様の課長研修の講師を務めました。
今回は、相続相談の窓口となっている支店の課長全員を対象にした「相続スキルアップ研修」。
課長だけで85名、そこに参加を希望した本部の推進役等24名が加わり総勢110名の大人数でしたので、参加者を2つに分け、初日と2日目に同じ内容の研修を行いました。
正解のない相続問題に対応するためには自ら考える力を鍛える必要があります。
そこで、お客様の発言を聞き、
①どのような状況が想像されるか
②その状況は、どのような問題を起こすか
③その問題に対し、どのような解決策や助言が考えられるか
④その問題に関する周辺知識と実務上のポイント
と、9:00~17:00までみっちりと【ワーキング→講義→ワーキング→講義】を繰り返すスタイルで進めました。
参考書として使用したのは、著書『34の発言から問題をキャッチ!トラブルの芽を摘む相続対策』。
日頃接するお客様の発言から、何を汲み取り、そこからどのように展開していくかを考えるトレーニングに最適です。
事前に<講師への質問・相談アンケート>を募ったところ、70枚を超える質問が寄せられ、とても講義時間内で捌ききれる量ではなかったため、講義の合間を利用し少しずつ回答しました。
講義のメリハリ、気分転換、眠気覚ましとして、なかなか良かったと思います。
地域に密着する金融機関が生き残れるかどうかは、「顧客ニーズに応えられるか否か」にかかっています。
自分達が売りたい商品を販売するのではなく、顧客ニーズに寄り添い、その延長としてビジネスを考えていく必要があります。
相続関連業務は地域金融機関に“馴染む”業務であり、一つの大きな柱になりうると思っています。
今回の研修がそのきっかけになれば幸いです。
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