投稿日:2022年8月31日
相続について当事者以外の外野が口を出してくることがあります。
原則ご法度な行為ですが、ごく稀に外野の口出しによって物事が好転することがあります。
ごく稀に…ですけどね。
僕の経験上、外野の口出しにより話がややこしくなるケースの方が多いですね。
●相続人である娘の夫が仕切りたがる。
●相続人である夫の嫁がやたら口出ししてくる。
●親戚の叔父が「僕は何度も相続を経験してるから」と専門家を気取る。
●相続人ではない孫が「僕は相続に詳しい」としゃしゃり出てくる。
これ、相続の専門家であれば一度は経験する「あるある」です。
もちろん財産が欲しいとか、あいつが嫌いとかではなく、まったく悪気なく、良かれと思って助言してくれる方もいますが、それを面白くないと思う人もいるので、できる限り外野は口出ししない方が無難です。
一方、
●相続人である姉妹の仲が悪く話し合いが難航していたところ、姉妹の夫が共に人格者であり、夫が話し合いに参加したことで合意に至った。
●動いてくれない息子の嫁がテキパキ動いてくれたおかげで申告期限に間に合った。
●自己主張を繰り返す長男に親戚がガツンとお灸をすえてくれた。
等、外野の口出しが功を奏したケースもあります。
あくまで結果論ですけどね。
気持ちは分からなくもないですが、デリケートな問題ですから、外野の方はなるべく知らんぷりしときましょう。
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