投稿日:2022年12月8日
令和4年12月2日(金)付の新聞に『出生急減80万人割れへ~今年、減少ペース5%に加速~人口1億人未満早まる恐れ』の記事がありました。
少子化による人口減少が加速していく状況については「何を今さら」の感が否めませんが、改めて具体的な数字を見ると末恐ろしくなってきます。
日本の2021年の出生数は過去最少の約81.1万人でした。
2022年はこれを下回り80万人を切る公算が強くなっています。
国立社会保障・人口問題研究所の試算によれば、出生数が80万人を切るのは2030年と推計されていましたが、現実は8年前倒しで実現してしまうことになります。
このペースで出生数が減り続けると、現在約1億2,500万人いる国民の数が1億人を切るのは推計の2053年から大幅に早まる(10年以上?)ことになります。
想像して下さい。
今から20年後の日本の姿…人口が2割減り、しかも高齢者ばかりの世の中を。
記事に「30年後に出産適齢期となる女性が減り、少子化が少子化を招く悪循環になる。30年後の出生数は年50万人程度になる可能性もある」とある通り、人口減少は負のスパイラルに突入しているのです。
年金や介護、医療といった社会保障制度は世代間扶養のシステムにより成り立っています。支え手である若手がいなく、支えられる高齢者ばかりの世の中に変わる日本…若い人達の未来はどうなってしまうのでしょうか?
大事なのは今なのか、未来なのか、政治家や官僚に胆力が問われています。
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