投稿日:2023年12月13日
僕は一度も「セミナー講師養成講座」等の研修に参加したことありませんし、「セミナー講師になるためには」的な本も読んだことがありません。
ですので、人前で話すことを業としているものの、講師養成の専門家から見たら邪道ですし、とても褒められたものではありません。
しかし、長年に渡りセミナー・研修の講師を務め、それなりに依頼を下さる方がいて、未だにそれが継続しているのですから、一応の評価を頂いているのでしょう。
時々、「セミナーで講師を務めることになったのでポイントを教えて下さい」と聞かれることがあるのですが、僕は経験で培った叩き上げの独自スタイルすから、こうすれば良い、こうすべきといった語れるようなノウハウはありません。
ただ、一つアドバイスするとしたら「上手になりたいなら下手な人の話を聞くに行くべき」ですね。
上手な人の話を何回聞いても、その人と同じようには話せませんし、再現できません。そもそも真似は真似でしかなく、その人にはなれません。
一方、下手な人の話は「僕だったらこうする」「私だったらこう作る」等、色々と気付きと学びが得られます。
お金を払って参加しているセミナーで講師が下手なのは問題なのですが、結構な確率であまり上手ではない講師に遭遇します。
そんな時、失敗だったか…と諦める前に、(セミナー内容は横に置き)講師としてのスキルアップの場と割り切ってはいかがでしょうか。
実は、「下手な人→上手い人→下手な人」と3回聞くと、何となく自分だったらこうするといった姿が見えてきます。
但し、見えてきた姿を実現できるかどうかは別ですよ。本番は緊張するし、参加者のノリによって盛り上がりは左右されるし、話す内容によって自信や歯切れが異なりますから。
また、人にはキャラクターがありますから、上手い人のキャラを真似るのはやめましょうね。
時々僕の真似して毒を吐き、自虐ネタを織り交ぜ話す方がいますが、単に言葉遣いが汚くなっただけで終わった人もいますから。
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