投稿日:2024年2月7日
令和6年2月5日(月)、吉澤塾相続研究会<第57回ZOOM勉強会>を実施しました。
今回は、『事例研究~相続人が不仲な状況下、相続対策として何ができるか~』と題し、実際に僕が相談を受けた事案を基に、相続人が不仲な状況下、相続対策としてどのようなことができるか、注意する点はどこにあるのか等について考えて頂きました。
高齢となった親の面倒を見ることになったが、もう一人の兄妹が全く協力してくれない…。そもそも兄妹の仲は悪く、何十年も会話がない…。しかも親は判断能力に衰えがあり、遺言を作成するのが難しい…。でも、今できることが少しでもあるなら、やっておきたい。
さて、このような状況下、もし貴方が相談に乗ったらどのように助言しますか?
今回はブレイクアウトルームを利用し、この事案について検討して頂きました。
実は、この事案は、数年前に僕が実際に相談に乗った案件です。
親が元気であれば色々と対策案は考えられるのですが、親の判断能力に衰えがある場合できることは限られてしまいます。
とは言え、ありとあらゆる引き出しを開け、いくつかの対策案を助言しました。
そして、相談を受けてから数年後に相続が発生し、想定していたよりも良い結果となりました。
僕にしては珍しく成功事例の紹介です。
成功事例って、自慢話しに聞こえてしまうし、何が成功の秘訣だったのよく分からないので再現性はそれ程ないし、あまり学ぶものがないと思うんです。ですから紹介すのを避けているのですが、たまには紹介しないといつも失敗ばかりしていると勘違いされてしまいそうなので…(笑)
次回の<第58回ZOOM勉強会>は、3月4日(月)17:00~18:00、『マンション評価の見直しQ&A』と題し、今年から適用となるマンション評価に係る個別通達について解説します。
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