投稿日:2025年12月22日
令和7年12月19日(金)、例年より少し遅れて与党(自由民主党及び日本維新の会)から「令和8年度税制改正大綱」が発表されました。
早速打ち出してざっと目を通してみましたが、一言で言うと「超むずい…」。
過去の継ぎはぎのツケと言うか、積み重ねの悪と言うか、理解するのも覚えるのも相当難しい…。

【1】NISAの拡充
NISAについて正しく説明できる人いるのかな?
良い改正になっていると思うのですが、今一つしっくりいかない…ややこしい…。
【2】178万円の壁
所得税の基礎控除額と給与所得控除額をここまで複雑にしたら理解できません!
昨年ややこしくした所に輪をかけて上乗せがつき、これでは一般の人に理解してもらえる訳ありません。
【3】住宅関連(住宅ローン控除や税額控除)
延長と拡充のオンパレードでぐちゃぐちゃ…そもそもどんな制度だったのか原型をとどめてません。
あまりに制度が多過ぎて覚えきれません。
【4】教育資金の一括贈与
ようやく令和8年3月末で終了になります。
取り組みたい方は残りあと3ヶ月!
【5】各種納税猶予制度関係
特定計画の提出期間が延長されるようですが、今さら取り組む人いるのかなあ…?
【6】固定資産税・登録免許税・不動産取得税
延長&拡充の嵐。
【7】賃貸物件の相続税評価
今回のメインはこれ!具体的にどのように評価されるのか詳細は不明ですが、間違いなく令和9年から賃貸物件の評価額が上がります。
令和6年のマンション評価通達と合わせダブルパンチですね。
もしかしたらここ数年で一番ボリュームがあるかも…。
「令和8年度税制改正大綱」のリンクを貼っておきますが、150ページもあるので打ち出さない方がいいですよ。
読んでも理解に苦しむ文言が並んでいますので、読むのでしたら覚悟と勇気をもって臨んで下さい。
※「令和8年度税制改正大綱」はこちら
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