投稿日:2014年12月30日
相続実務研修『吉澤塾』も、残す所あと<東京>2回、<大阪>3回。
今抱えている仕事の中で一番大変な(労力がいる)仕事ですが、自分の中で最も大切にしている、心の底から超楽しく思える仕事でもあります。
終わってしまうと悲しいなあ…塾生に怒られるかもしれないけど、ダラダラ勝手に時間延長しちゃおうかな…(笑)←嘘です
年明けはバタバタしそうなので、何とか第5回『遺言』のレジュメ(ほぼ)完成!
後は「事例研究」を詰めるのみ。
今回の「事例研究」は<東京>Sさんプレゼンツ、「認知と遺言」にしようかなと、現在肉付け作業中。
過去4回分のレジュメは、どちらかと言うと“研修資料”(当たり前ですが)的な作りになっていましたが、今回の『遺言』レジュメは、“参考書”的な作り込みになっています。
手許参考資料としてずっと持っていて欲しいと思い、ちょっとした「実務手引書」レベルを目指しました。
『遺言』は、『生前贈与』と並び、当方が最も得意としている分野です。
簡単だからこそ奥が深く、当たり前だからこそ実力を問われる、正に「知恵」と「工夫」次第でコンサルティングに差が出る業務です。
(コンプラ的に補足しておくと、ちゃんと士業等専門家と一緒にやってますからね)
ところで、以前の職場で何度も相続関連のセミナー講師を務めましたが、一番生命保険の約定(反応)が多かったのは、『遺言』セミナーでした。
会社として「生命保険をもっと売りたい」と思った時、すぐ「保険会社の人を呼んでセミナーやろう」と言い出す人(だいたい営業経験が乏しく、かつ偉い人)がいるのですが、「それは違うでしょ」といつも反論していました。
「生命保険を売りたい=保険会社のセミナー」、安易過ぎるし、主催者側の下心がバレバレですから、お客様の警戒心も強くなり、集客が困難になり、セミナーマニアしか来ない等の事態に陥り、結果、たいした成果が出ず、「なぜ結果が出ないんだ!」と(言い出した)偉い人が怒りだし…。
『遺言』セミナーは、お客様の関心が高いだけでなく、「誰にあげたいか」「誰にあげたくないか」「自分が死亡した後、どうしたいか」等、【考えるきっかけ】を与える内容ですから、自然と個別相談が多くなり、保有財産や資産背景・属性等の把握が容易になり、誰にも相談できないニーズを共有することで距離が近くなり、「解決策として、遺言じゃなく生命保険の方が簡単かもしれませんよ」と堂々と提案できるケースが多かったんです。
勿論、『遺言』セミナーならばどんな内容でもいいのか、と言うとそうではなくて、それなりの仕掛けはありますけどね。
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