ブログ「相続の現場から」

遺言は相続の縮図ですね

投稿日:2016年2月15日

現在、僕が相談に応じている遺言案件の<作成目的>は以下の通りです。

1.同居している子に財産の全てを相続させたい、遠隔地にいる子には既にたくさん渡している【争族系】

2.会社を継ぐ子に会社関係の資産を集中させたい、会社を継がない子にはお金を相続させたい【事業承継系】

3.難病を抱える独身男性【手続き負担軽減系】

4.同居している子に自宅を相続させたい、同居していない子はだらしないので頼りにならない【争族系】

 

どれも遺言を作成すべき「背景」が手に取るように分かるでしょ。

 

念のために言っておきますが、どの案件も司法書士と協働で相談に乗っています。

コンプライアンスを遵守し、業法抵触に注意しないとね。

 

遺言者の希望を叶える案文を考えるのは比較的簡単、本を読めば誰にでもそれなりの遺言書はすぐ書けちゃいます。

しかし、重要なのは、その遺言書を執行する時、揉めても、文句を言われても、誰が出てきても、<勝てるかどうか>です。

 

僕は、最悪の事態を想定し、そこから逆算して「どのような構成にするか」(司法書士や公証人と一緒に)考えます。

 

<勝てるかどうか>と言っても、喧嘩したい訳じゃなくて、万が一があった場合でも相談者を守れるようにしておくだけです。

その方法は、法的に強い立場に立つとか、精神的に文句を言えない状態にするとか、知っておいてもらいたい事実を明確にするとか、案件によって色々です。

 

机上の知識だけでは絵に描いた餅になってしまい、相談者を助けられません。

日々勉強ですね!

 

遺言

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