投稿日:2016年9月26日
先日相続対策の相談に乗ったお客様の話。
その方は歯科医を開業されています。
某保険会社から「相続対策になるから」として勧められ、子への保険料贈与プラン(外貨建て終身保険)に加入していました。
契約形態は【契約者=子、被保険者=親、受取人=子】。
相談者曰く、
・長年担当してくれた人は良い人で好きだったのだが退職してしまい、後任担当者は何度も電話をかけてくるようなしつこい人物で、当方と相性悪く生理的に合わない
・すぐに帰って欲しかったが、いつもなかなか帰ってくれない
・契約したら帰ってくれると思い、帰って欲しい一心で契約してしまった
・勇気を出して「どうせ契約するなら別の人から買いたい」と言った所、「ルール上私から買わないといけない」と言われた
かなり強引な営業だったようですね。
しかし、相談者も毅然とした態度を取れなかった非があります。
僕が許せないのは、相続対策の「そ」の字も理解していないくせに、相続対策として保険をセールスしていること。
例えば、
「贈与金額を毎年変えないといけないので、保険料が毎年変わる外貨建ての商品がいいですよ」
「贈与契約書を作成しておけば大丈夫です」
しかも、毎年の贈与金額が110万円を超えているのに、贈与税の申告納税については一切説明なし。
こらこら、いくら自分が売りたい商品に落とし込むためのトークだとしても、嘘ついちゃ駄目でしょ。
為替の関係で解約すると損してしまいますが、相談者としては「1日でも早くその担当者と縁を切りたい」そうです。
こう言う人がいるから真面目に頑張っている人が<保険屋>とひとまとめにされちゃうんですよね。
吉澤塾関係者にはこういう人はいません。
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