投稿日:2018年3月21日
平成30年3月21日(水)、新聞に『再開発が招く住宅供給過剰~タワマン併設 5割に上昇~』の記事がありました。
タワマン、未だに人気があるんですね。
お洒落なのは分かりますが…。
●将来の修繕や長期に渡る管理運営等、所有者&入居者の足並みは揃うのでしょうか?
●高層階で火災があった場合、大丈夫なんでしょうか?
●震災でELVが動かない時、誰が、どうやって上の階まで水や食料を運ぶのでしょうか?
●築年数が経過した際の設備メンテ、万全ですか?
●老朽化した高層マンションって、怖くないですか?
買えないひがみで言っているのではありません。
生活の拠点、長期投資の安全性等を考えると、目先の優越感は抜群でも、ちょっと違うんじゃないかなって思うんです。
今ですら東京都の世帯数を上回る大量の空き家が存在し、その数は「今後10年で倍増する」ことが確実と言われているのに、次から次へと建てるのはいかがなものでしょうか?
今後100年人口は大幅に減り続け、約3分の1まで激減するのに、大規模マンション建て続けてどうするのでしょうか?
「地方の建物はドンドン取り壊す、原則として地方は人が住まないエリアとする。」
「人が暮らすのは首都圏だけにする。」
なら分かります。
行政サービスや安心・安全の確保、効率的な社会運営等を考えたら、この考えも【あり】だと思いますが、「思い出や故郷、地方の立場はどうなるんだ!」と言われたら返す言葉はありません。
この辺り、国が明確なビジョンを打ち出し、国民にその理念を共有させた上で、しっかりリードしないと駄目ですよね。
こんなこと言ったら建築会社やハウスメーカー、デベロッパーから怒られてしまうかもしれませんが、自分達がしていることの矛盾に気付いて欲しいなと思います。
そもそも僕は高所恐怖症なので、タワマンに全く興味がありませんけどね。
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