ブログ「相続の現場から」

人が造った物はいつか壊れます

投稿日:2018年3月30日

平成30年3月27日(火)、新聞に『マンション75%修繕不安~積立金、国の目安届かず~高齢化で増額難しく』の記事がありました。

 

先日、「タワマン、住みたいですか…?」というブログを書きましたが、またしてもタワマン不安を煽る記事が出ました。

 

よく「マンションは管理を買え」と言われますが、これは「管理がしっかりしているマンションの方が良いですよ」という意味です。

 

ここで言う管理とは、建物や設備と言った【ハード面】、それから入居者等の【ソフト面】、両方を指します。

 

今回記事では「修繕積立金が国が定める目安に届いていないマンションがほとんどで、特にワタマンで未達の水準が高い」と警笛を鳴らしています。

 

また、「大規模修繕は新築後15年や20年といった先に行われるため、工事の時期が近くなったからと言って修繕積立金を増額しようにも、所有者の足並みが揃わず、合意形成が難しい」とも書かれています。

 

タワマン、つまり超高層建築物の修繕にいくらかかるのかその額は適正か?計画的に積み立てられているのか?考えたら不安ですね。

 

人が造った物はいつか壊れます。

 

だからこそ、壊れないよう手を入れ、日頃からメンテし、長く使えるようたっぷり愛情を注いであげる必要があるんです。

 

少し前に、首都圏湾岸部にあるタワマンの売却相談を受けたことがあったのですが、築浅、眺望良し、駅至近と条件は抜群だったにも係わらず、購入希望者が極めて少なく、たまに手を挙げる人が現れても売却希望価格より相当低い額だった、ということがありました。

 

なぜ不人気だったかと言うと、入居者の半分位がアジアンテイストで、ルールは守らない、管理に協力しない、言葉が通じない、コミュニティが成立しない、タワマンだったからです。

 

人口減少、少子高齢化、震災、防災、修繕、管理、アジアンテイスト…、それでもなおタワマン好きな方はどうぞ。

 

高所恐怖症の私はそもそも無理ですけど。

 

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